コミュニケーション

 ちょっと古い話題ですが、三菱重工が「家庭用サービスロボット」として開発した「wakamaru」の話。

いやぁ、三菱重工業さんは分かってらっしゃる。
本田技研さんとかソニーがやっていることも間違ってはいないが、ホントに重要なのは「二足で歩くこと」ではないんだ。以前広井王子氏もおっしゃっていたが。
(略)
「機能に関してはいろいろ考えていますが、それよりも、生活を楽しく便利にしてくれるという部分を大事にしたいんです。普段は家の中をフラフラしていて、たまに目が合ったり、ご飯を食べていると寄って来て『食べすぎ』って言ってくれるとか(笑)。そういうロボットを目指しています。おなかがすいたら(バッテリーが少なくなったら)自分で充電器のところに行って充電するので、手もかからないんですよ」(プロジェクトマネージャーの大西さん談)

KATTZノート on the Web 日記 2004年2月15日

 2000年代前半には、既にロボットも純粋に「機能」を目指すだけではなく、プラスアルファの剰余的なコミュニケーションを含むような方向性を志向していたんですね。もっとも人間様の間ではこの頃から、「コミュニケーション能力」ばかりをやたら突出して重視する世相が少々疑問視されつつあったようにも記憶しておりますが。

 

【関連】
wakamaru[ワカマル] : 三菱重工業(「ものづくりの挑人たち」)