アニバーサリー

一般常識的および慣習的には、誕生日といえば、喜ばしい日、お祝いする日、なのだろうと思います。しかしわたくし自身は、誕生日にあまり興味がないというか、誕生日を祝うことについていささか懐疑的というか、あからさまには表現しにくい違和感がつきまとうというか、……まあそういった個人的事情により、「誕生日おめでとう」だの何だのと言い交わすのがどうも苦手です。場合によってはけっこうな苦痛を覚えることすらあります。それゆえ、「社会生活上不都合を生じない範囲内で、可能なかぎり、誕生日を特別扱いしない」が、わたくしの私的内的原則のひとつとなっています。

匙を投げるの記 2003年7月21日

 私もアニバーサリーを祝うという感覚を持ち合わせていなかったりします。人が喜んでいるのを見たり、その祝祭の場に関わったりするのは、(過剰なコミットを強要されない限り)別になんとも思わないしフラットに「おめでとう」とも言えるのですが、自分自身のアニバーサリーを祝うという感覚はまるでピンときません。何でなんですかね。ていうか昔からこうだったかな?