…… 英国は「一日の内に四季がある」と言われるほど、天気の変化が激しく、毎日のように雨が降ります。それにも関わらず、傘を余り見かけません。英国人はまず傘をさしません。

ロンドンで傘を差しているのは殆ど観光客。
地方へ行くと、まさに「紳士」と言う姿の老人も多く、しかも英国では”象足病”とかの病気で、足の悪い方の比率はとても高く、ステッキは沢山みるのですが…。

私の友人達は、傘を持っていないか、持っていても何処にしまったか忘れた、と言う人たちばかり…。
激しいスコールでびしょ濡れになってパブに飛び込んで来る人にも随分出会いました。

雨が降ったら、雨宿りか、濡れていけば良い。折りたたみ傘を持つ発想は皆無です。
このイメージのギャップに驚き、面白がり、帰国後、様々な折に話をしました。
するとあるカナダ人の友人が、
「それなら日本人の方がもっと面白い。」と言いました。
「雨の日に傘をさして、片手で自転車に乗っている。しかも前と後ろに子供を載せている人さえいる。日本人は皆サーカスの芸人ですか?」

「英国人は傘をささない!」 2007/2/21

 文明の利器に囲まれて暮らしていると、日本が“アジア的カオス”とは縁遠い世界だとつい錯覚してしまいそうにもなりますが、なんのなんの。生活の中にしっかり根づいているようです。