航跡

6年ぐらい前、まだ秋田にいた頃なのですが、コミュニケーション系のCGIスクリプトをシェアウェアで公開していたころがありました。今となっては、正直見るに堪えない、汚いコードです。
(略)
そんな中、ある社交ダンスのページを作っている方がいらっしゃってその方が Smaill Town を使いたいけど、パーミッションが分からない。とメールがきたのです。ま、代行設置みたいなのもやっていたのですが、出来れば自分でやった方が本人のためと思っていたので、パーミッションとは何か?どうやって設定したらいいのか?とかをメールで書いたきがします。(もちろん、それでもダメなら代行設置という手段もありますよ。というのはつけましたが)
(略)
で、なんとその6年前にメールのやりとりをしてできた社交ダンスのページのSmallTown なんと、まだ使っていただけていて、毎年クリスマスには、オフ会をやっているそうです。
で、その会から招待されてしまいました。
行ってビックリ、60人ぐらいいるじゃないですか。めちゃひろい会場じゃないですか。(ま、踊るからなんだけど)そのうえ、大きな花束をもらってしまい、本当にビックリしました。自分の作ったものが、こんなに使われているなんて、目の当たりにしてちょっと感動してしまいました。(泣きませんでしたけどね)

プログラムは一人歩きする / Small Town な オフ会に招待されたYO! ─ のみまくし日記 2003年12月27日

 遠い昔の自分の言動が、誰かの生活を変えたり、現在もなおその人の日々の中で“生きている”こともあります。船の航跡が船自身の幅よりもずっと彼方まで広がっていくように、たとえ自分自身ではとうの昔に忘れ去っていたとしても、自分の過去の航跡は遠い世界で今も生き続け、広がり続けているのかもしれません。