常識

日本って無宗教な感じがするけど、、、

（略）
常識とかが宗教みたいになってるんじゃないかなぁと思った。
人間にはやっぱり心のよりどころみたいなものが必要で、
それが多くの日本人にとっては宗教じゃなくて「常識」が
その場所にいついてしまった、、、みたいな。
宗教だったらまだ救われそうな感じがするけど、
常識、ルール、、、ってどんどんストイックになっていって
辛くなりそう。
というか、そうなってきたんじゃないかな？と思った。

（日本って無宗教な感じがするけど、、、）

　宗教の持っている社会的な機能として「社会の秩序を司る」というのがあるので、もし秩序を取り決めている常識が、根拠をそれ以上遡るための手がかりなしに「とにかくそう決まっているんだから守らなきゃダメ」という形で提示されていたら、機能としては宗教と同じになるでしょうね。宗教でも根拠を神様まで遡ってしまったらそれ以上はもう遡ることが出来ないのと同じで、常識がそれ以上の根拠を問う必要もなく問うことも出来ない“神様”になっているような状態。
　この話をさらに突き詰めると、近代法の自然権がキリスト教の被造物説に由来しているとかいないとか、江戸時代に確立した身分制秩序がどうしたとか、その他いろいろややこしい話があったりするらしいですが、でも日常レベルではそんなことまでいちいち考えることはほとんどなく、ただ「みんながそうしているから」という理由で、曖昧に何となく“常識”が究極の根拠として通用したりするわけです。