東大島まで行けるぞ

 都心部の私鉄相互乗り入れ直通電車の行き先表示(リンク先は写真あり)。

中央林間まで行けるぞ

押上駅で中央林間と言われましてもねぇ.たぶんほとんどの人は「何処?,それ」って感じでしょうに.
しかし,「当駅発」の表示がないやつは東武線から東急線まで直通,ってことなわけで…….トイレは車内にないのよね(^^;;)

月猫ツーリスト写真館 2003年4月5日「中央林間まで行けるぞ」
南栗橋まで行けるぞ

んで,東武側は南栗橋まで行けるというわけで……
こっちも,「それ,どこ?」って感じでございます.というか,真剣に何処か判らない(爆)

月猫ツーリスト写真館 2003年4月5日「南栗橋まで行けるぞ」

 でもこういう、行ったこともなく馴染みもない場所が書かれた行き先表示って、実際には数百円で気軽に行ける近場であっても、何となく身近に出没する“異界”行き電車みたいな、ヘンなワクワク感があったりもします。
 子供のころに京王線沿線の調布のあたりに住んでいたことがあるんですが、ちょうどその頃に京王線が都営新宿線への乗り入れ直通運転を始めて、新宿線の当時の開通区間での終点にあたる東大島にまで身近な線路の“終点”が延長されました。まったく馴染みのなかった地名に、「どんな場所なんだろう」と子供心に何となくワクワクしたのを覚えています。

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 で、実際に東大島駅の近くで撮った風景。
 もちろん現実の東大島駅はごく普通の場所で、別に“異界”でも別天地でも惑星メーテルでもありません。子供のころだって、小さい私が感じていた“異界”的ワクワク感とはまったく関係なしに、そこでは(上の写真のような)ごく普通の日常が営まれている空間が広がっていたに違いないのです。